【超初心者向け】暗号資産のマイニングとは?特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説♪
仮想通貨(暗号資産)を調べていて、「マイニング」という言葉を目にしたことはありませんか?
その「マイニング」を初心者の方でもわかりやすく解説します‼
仮想通貨(暗号資産)を知る上で、絶対と言って良いほど出てくる「マイニング」という言葉。
直訳すると「採掘」という日本語になるわけですが、どういった意味合いを持つのか、どういった仕組みなのかをわかりやすく簡単にご説明したいと思います。
仮想通貨(暗号資産)について詳しく知りたいという方は以下の記事をまずお読みください。
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マイニングの意味とは?
仮想通貨(暗号資産)には、日本円や米ドルのように通貨を管理する国や中央銀行が存在しません。そのため、第三者がコンピュータのネットワークを介して暗号資産を管理する仕組みになっています。
この第三者による取引の承認および確認作業が「マイニング」(採掘)です。
コンピュータで取引をチェックし、ブロックチェーンと呼ばれる取引台帳に追記していくには、膨大な計算作業が必要となります。一般的には、マイニングマシンと呼ばれるコンピュータを使って「マイニング」を行っています。
ポイント
「マイニング」によって、暗号資産の発行量は増えていきますが、総発行量はあらかじめ決められています。
ちなみに、ビットコインの総発行量は2140年までに2,100万ビットコインとされており、それ以降、新規に発行されることはありません。
上記のことから、「マイニング」とは仮想通貨の取引を承認する作業をして、その報酬として新規発行された仮想通貨を得ることを意味します。
「マイニング」を例として挙げるのであれば、ビットコインの「取引データを承認する作業」のことで、作業を行った対価として得られる報酬が、新しいビットコインで支払われるという流れになります。
取引を承認する作業とは?
先述した通り、「マイニング」の代表的な事例には、ビットコインの「マイニング」が挙げられます。
ビットコインは、毎日のように世界中で数十億円、数百億円といった取引が行われており、これらの取引はブロックチェーン上にそれぞれの取引情報がブロックにまとめられていきます。
「マイニング」では、ブロックにまとめられた「いつ」「誰が」「どのくらい取引したか」という情報をチェックして承認します。そして、その報酬として、新規発行されたビットコインを得ることができるのです。
マイニングは誰がやってるの?
ビットコインの「マイニング」をしている人は、「マイナー(Miner)」と呼ばれ、世界中に沢山います。
「マイニング」では、送金取引を承認したマイナーに報酬が支払われます。
ビットコインの「マイニング」で得られる報酬はとても高額であるため、世界中のマイナーが競うようにして参加しています。
マイニングの報酬を受け取るには?
「マイニング」の報酬は、新しいブロックを生成したマイナーしか受け取れません。
そのため、「マイニング」の報酬を手にするためには、世界中のマイナーとの競争に勝ち、マイニング作業を一番早く終える必要があります。
しかし、ブロックの生成に必要な数値を見つける作業には大量の計算が必要で、とても当たる確率が低いくじを膨大な回数引くようなものなのです。
そこで、世界中のマイナーは、高性能な専用ハードウェアを大量に用意して「マイニング」を行っています。また、専用ハードウェアを大量に稼働させるための電力や、専用ハードウェアを冷却するための設備、非常用のバックアック電源など、充実した設備を準備して「マイニング」に参加しています。マイナーの中には、電力が安い中国や、気温が低いアイスランドなどの国で大規模に事業を展開する企業もあり、その規模などから「マイニング工場」などと表現されるほどです。
ビットコインのマイニングは個人でも参加できるのか?
個人が所有しているパソコンやスマホでも参加することはできますが、報酬を受け取るにはかなり大変です。
ビットコインが発行され始めたころは、マイナーの数もそれほど多くなかったのと、「マイニング」の存在も広く知られていなかったため、家庭で所有しているコンピュータで参加しても、競争にある程度勝つこともできました。
しかし、ビットコインの価格が大きく上昇したことを受け、今では世界中のマイナーがビットコインの「マイニング」に参加し、充実した設備や環境で待ち受けているため、個人で戦いを挑んでもまず勝ち目はなく、「アリがゾウに戦いを挑むようなもの」と表現されるほどです。
もし、これから「マイニング」を始めるのであれば、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)の「マイニング」に参加する方が、報酬を受け取るチャンスが高いです。
マイニングの仕組みをわかりやすく解説
ブロックチェーン上のブロックに記録されている取引情報は、全てハッシュ関数で暗号化されています。このハッシュ関数とは、不可逆的な一方的関数と呼ばれるものです。
そのため、「マイニング」では取引情報全てをハッシュ関数に暗号化してブロックへ書き込むという方法を取っています。さらに、新しいブロックを生成するには、ナンス値という任意の数値を書き込むことが必要です。
取引情報やナンス値を全てハッシュ関数へ変換して、取引が終了できます。
マイニングの4種類をわかりやすく解説
ここからは、「マイニング」の種類についてわかりやすく解説していきます。
「マイニング」には、4つの種類が存在し、それぞれ異なる特徴があります。仮想通貨(暗号資産)をより深く知りたいという方や、マイニングを始めたいという方は、それぞれの特徴を理解しておくようにしましょう。
クラウドマイニング
クラウドマイニングとは「自ら「マイニング」は行わず、「マイニング」を行う企業へ投資をして、企業がマイニングから得た報酬の配当を得ること」です。
そのため、「マイニング」をする機材やパソコンの知識などが必要ありません。
しかし、「マイニング」をする企業が倒産することや資金の持ち逃げなどの恐れがあるため、契約内容やその企業の信用性をしっかりと確認することが重要です。
プールマイニング
プールマイニングとは、わかりやすく説明すると「複数人でマイニングをして、仕事量に合わせて報酬が得られる方法」です。
複数人で「マイニング」をするため、まず全ての報酬はプールの管理者が得て、その後それぞれ個人の仕事量に合わせて報酬が渡されます。
プールマイニングは安定した報酬が得られることや個人が「マイニング」に成功せずとも報酬が得られることがメリットです。
ソロマイニング
ソロマイニングとは、文字通り単独で「マイニング」をする方法です。
ソロマイニングのメリットは、報酬を全て受け取れることです。仲介料などを挟まず、自ら「マイニング」した分だけ報酬に繋がります。
しかし、単独で「マイニング」するため、パソコンなどの必要機材や「マイニング」の知識などが必要となります。
データマイニング
データマイニングとは、膨大な情報の中から有益な情報やパターン・ルールを発掘(マイニング)する技術や手法を意味します。
多くの企業では、有効なマーケティング手法を検討する際に、このデータマイニングが活用されます。
例えば、ある企業の商品がどの商品と一緒に購入されることが多いのか、などの情報やパターンを見つけることができます。
マイニングを始める際の3つの基本ポイント
「マイニング」に興味がある方、初めてみたいという方は、まず以下に掲げる基本を理解するところから始めましょう。
マイニングの始め方
「マイニング」を始める際には、どのような方法で「マイニング」するかを検討しましょう。
単独、グループ、企業を利用する方法などがあります。
単独やグループでやりたいという方は、必要な機材や設備を購入する必要があるため、イニシャルコストでいくらかかるのか、十分な予算があるかを確認し、何よりも十分な知識を身につけるところから始めていきましょう。
マイニングを個人で行うには
ソロマイニングを行う方法としては、自身のパソコンや危機で単独で「マイニング」する方法がわかりやすいかと思います。
そのため、膨大な計算が可能である高性能パソコン、専用ソフトなどの準備をしなければなりません。さらに、24時間365日パソコンを稼働させられる環境を整える必要もあります。
マイニングで稼ぐときのポイント
「マイニング」で稼ぐためには、あらかじめマイニングで利益を出しやすい仮想通貨(暗号資産)を探すことが大切です。
先述したとおり、ビットコインなどの名が知れた仮想通貨(暗号資産)は、世界的な企業が「マイニング」に大きな投資をして参加していることが多いため、個人では勝ち目がないからです。
マイニングのメリット
「マイニング」をするメリットは、自分に合った「マイニング」方法を選択すれば、安定した収入を得られる可能性があることです。
「マイニング」の知識や必要な設備がないという方は、クラウドマイニングを利用すると良いと思います。
先述したとおり、信頼できる企業か否かの判断は必要ですが、投資のみで配当金を得ることができます。
マイニングのデメリット
「マイニング」のデメリットは、すぐに利益は出ない可能性が高いことです。
ソロマイニングやプールマイニングを始める場合、機器や設備、環境などを整えるための膨大な費用が掛かります。
その初期費用をカバーできるほどの利益を出すことは最初は困難かもしれません。
最後に
最後に「マイニング」をわかりやすくまとめると、
「仮想通貨の取引を承認して、その報酬として新規発行された仮想通貨を得ること」
これが最もわかりやすい説明となります。
仮想通貨(暗号資産)取引を行うにあたって、「マイニング」という言葉はよく耳にしますので、概要だけでも覚えておくと理解が深まっていくかもしれませんね。