【今更聞けない】リテラシーの意味とは?使われ方も分かりやすく解説♪
昨今、ビジネスシーンやメディアでも良く聞く用語「リテラシー」。
「リテラシーが低い」「リテラシーがない」「リテラシーを高める」など様々な使われ方をしていますが、そもそも「リテラシー」とはどういう意味なのか分からずに、頷いている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「リテラシー」の意味を分かりやすく解説しますので、言葉の意味や使われ方を理解して、ビジネススキルを上げましょう。
リテラシーとは
「リテラシー」は、ITビジネスが普及してから頻繁に使われるようになり、ビジネスシーンやメディアで良く耳にすることが増えました。
「ITリテラシー」「メディアリテラシー」「ネットリテラシー」など、種類も沢山存在します。
まずは、そもそもの「リテラシー」の意味からご説明したいと思います。
リテラシーの意味
「リテラシー」の意味は、「適切に理解・解釈・活用する力」
ビジネスやメディアでよく使われる「リテラシー」は、「物事を適切に理解/解釈すること」と、それらを「活用すること」の意味で使われることが大半です。
分かりやすく説明すると、「理解力・応用力」を指し、さらに簡単な言い方をすると、「使いこなす能力」と言い換えることができます。
リテラシーがない、低いの意味
情報を適切に理解したり、活用したりする能力がない、低いという意味で使われます。
例えば、「メディアリテラシーが低い」の言葉の意味としては、メディア(新聞、テレビ、インターネット等)から正確な情報を得る能力が低いということになり、「コンピューターリテラシーが低い」の意味は、パソコンやモバイルなどのIT機器を使いこなせる能力が低いという意味になります。
本来のリテラシーの意味
「リテラシー」とは、「Literacy」という英単語です。
本来の意味としては、「読み書きの能力」のことを指します。昔は、新聞や書籍などの媒体から、情報を読み取って理解し、理解したことを誰かに伝えるために紙に書く、という一連の能力こそリテラシーと言われていました。
しかし、現代社会では、情報を得る手段とともに情報量も増え、誤った情報も多く流れる様になりました。従って、正しい情報の取捨選択や、情報を得る為の端末の操作が出来るか否かという能力も必要になったのです。
良く使われるリテラシーの種類
「リテラシー」とは、それだけでも意味が通じる言葉ですが、それぞれの分野ごとに「○○を使いこなせる能力」というニュアンスで「○○リテラシー」と表現されることが良く有ります。
ビジネスシーンやメディアでよく使われる「リテラシー」の種類をご紹介致します。
ITリテラシー
ITリテラシーは「情報リテラシー」とも呼ばれます。
主に、インターネット上に存在する情報を正しく理解し活用できる能力のことを指します。
メディアでも良く使われる用語ですが、例えば、インターネット上から情報を収集し、情報の正誤を調査、判断できる能力のことであり、統計情報であれば、その情報源(ソース)を取得します。
メディアリテラシー
メディアリテラシーは、新聞やテレビなどのメディア、インターネットなどから得られる情報の中から、正しい情報を選び出し、活用できる能力のことです。
有り余る情報の中にある、嘘の情報、あやふやな情報が溢れる中、正しい情報を取捨選択できる能力が求められています。
SNSなどで流れてくる情報を鵜呑みにして拡散してしまったり、甘い話に乗っかって詐欺に遭ってしまうなどの失敗をすると、「メディアリテラシーの低い人」だと評価されかねません。
ネットリテラシー
ネットリテラシーとは、インターネットを正しく使える能力のことです。
メディアリテラシーと同様、フェイク情報や拡散されている噂を鵜呑みにせず、正しく理解できる能力が求められています。
また、インターネット上で他人を傷つける情報や、肖像権を侵害するような情報を発信しないよう意識することも、ネットリテラシーに含まれます。
コンピューターリテラシー
コンピューターリテラシーは、パソコン、スマートフォンなどの機器を使って正しい情報を取得する能力を指します。
例として挙げるのであれば、パソコンを使用して情報を得る為のキーボードやマウスの操作、アプリケーションの使い方を知っているということもそれに該当します。
情報を調査する際に、機器を使用した調査手段を思いつき、正確な情報を取得できる人は「コンピューターリテラシーの高い人」だと評価されます。
情報セキュリティリテラシー
情報セキュリティリテラシーは、パソコン、スマホ、Webなどのツールを利用する際に、セキュリティリスクを考えた行動が取れる能力のことを指します。仕事における問題が発生することを未然に防ぐ上でもとても重要となります。
以下の、情報セキュリティリテラシーの基礎は身に付けておくようにしましょう。
・第三者が分かりにくいパスワードを設定して管理する。
・信頼性の低いネットワークには接続しない。
・メールの誤送信など機密ファイルの流出に留意。
・フィッシング詐欺などのリスクを理解して、不審なメールやWebページを開かない。
・安全性の低いソフトウェアをインストールしない。
金融リテラシー
金融リテラシーは、お金に関する知識や、お金を動かすときの判断能力を指します。
日本国内に限らず、世界経済の動きを理解することにつながります。あるいは、身近なところだと、家計における支出監理や資金確保を考慮できることも金融リテラシーとなります。
その他の「リテラシー」
上記に挙げた以外にも、「○○リテラシー」という表現は多数存在します。
・情報リテラシー
・データリテラシー
・ゲームリテラシー
・視覚リテラシー
・精神リテラシー
・法律リテラシー
・金融リテラシー
・科学リテラシー
・マルチメディアリテラシー
・統計リテラシー
・人種リテラシー
・文化リテラシー
・環境リテラシー
最後に
冒頭でも説明した通り、「リテラシー」とは、「適切に理解・解釈・活用する力」となります。
使い方としては、「リテラシー」が「ある・ない」「高い・低い」と言った表現で使われることが多いです。
昨今、社会でよく使われる「リテラシー」の意味をしっかりと理解し、自信も様々な「リテラシー」を高めていきましょう。